スマホをより有効利用できるようになる

固定ipはいわばネット上の住所を確定するようなものです。接続するたびに自動的にアドレスが割り当てられる動的ipの場合、つねに住所が異なるような形になるためさまざまなデメリットが生じることがあります。
とくに大きいのが外出先などからパソコンのデータにアクセスする場合です。住所不定の形になる動的ipではこれができないのに対して住所が固定されている固定ipならそれができるのです。

この固定ipの特徴はさまざまなメリットをもたらしますが、とくに現代のビジネスシーンで大きいのがスマホを有効利用できるようになる点です。
たとえば外出先で自分のパソコンの中のデータをスマホやタブレットPCで確認することができるようになります。
外回りの途中に取引先の住所や電話番号などのデータが必要になった場合はもちろん、より詳細なデータや企画書などのデータも外出先で手軽にチェックすることができるわけです。

モバイル端末で使える上り専用「bsim」 https://www.bsim.jp/

また固定ipはVPNの構築などセキュリティ面の向上にも役立ちますから、こうした外出先からのアクセスでも情報を盗まれるといったリスクを避けることができます。
このメリットをうまく活用することでどこにいても自分のオフィス、デスクにいるのと同じような環境でデータをチェックすることができるわけです。
これは個人事業主のデータ管理でも大きな威力を発揮することでしょう。

もうひとつ、データを移行できるのも魅力です。スマホやタブレットPCのデータを自宅のパソコンのハードディスクに移行することでより大容量のデータを扱うことができるようになります。
写真や動画をたくさん撮影しているとスマホの容量が足りなくなってしまうこともあります。
そんな時にはいったんハードディスクに移せばよいわけです。これによってハードディスクの容量が許す限り好きなだけスマホにデータを蓄積させることができるようになります。

このようにスマホをより有効利用できる環境を整える点でも固定ipは優れています。
NTTのフレッツやocnなどの固定ipのプランでは動的ipに比べて少々料金が高めになっていますが、それだけの価値があるメリットが備わっているわけです。