自分でサーバーを構築できるようになる

固定ipは自分でipアドレスを管理する必要があるなどネットに関する知識がある程度必要ですが、うまく使いこなせるようになることでネット回線のメリットを引き出すことができるようになります。
とくに上級者向けのメリットとなるのが自分でサーバーを構築できる点です。

個人でネットを使う場合にはNTT、ocn、フレッツといった企業のサーバーを利用するものですが、企業で社内ネットワークや公式サイトを運営する場合には自前のサーバーを用意する必要も出てきます。
こうしたケースでは通常レンタルサーバーを利用することになるわけですが、固定ipを設定しておけば自分でサーバーを構築することもできるのです。

自分でサーバーを構築する最大のメリットはさまざまな環境を自由に設定・構築することができる点です。
ホームページを作る場合でも自分のサーバーで作ることができますし、メールサーバーを運用するといったことができるようになります。
また自分で構築したサーバーを他の人に貸してあげることができますから、社内ネットワークにおいても非常に便利になるのです。
メールサーバーを運用すればメインのメールアドレスのほかにもアドレスを確保して使い分けるといったことも自由自在にできるようになります。
レンタルサーバーの場合、作成できるメールアドレスの数に制限があったり、有料に設定されていることもあるのでこの点も便利です。

レンタルサーバーでは使用する上でさまざまな制限が設けられる部分もありますが、自前のサーバーならそのようなこともなく、他ではできないようなさまざまな試みなども可能になります。パソコンやスマホのデータをバックアップする場所としても適しています。

かなり専門的な知識が必要になりますがセキュリティの面を含めても固定ipによる自前のサーバー構築にはかなりのメリットがあります。VPNなど外出先でのセキュリティ対策も組み合わせて使うことでさらに安全で自由なネット環境を築いていくこともできるでしょう。