固定ipでVPNを構築

固定ipアドレスの使い道のひとつにVPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)の構築が可能になります。個人での利用はもちろん、企業がネット回線を使用する上でもこのVPNはセキュリティを向上させる上でも非常に重要な方法となります。

このVPNとは「仮想専用線」とも呼ばれており、その名前の通り「仮想の専用線」を設定することで安全にネットを使用できる環境を構築するためのものです。

通信回線の発達もあり、現代ではノートパソコンやタブレットPC、スマホなどを利用して気軽にネット回線を使えるようになっています。
たとえば仕事中に外出先から社内のシステムにアクセスして連絡をとったり、情報収集などを行うことができるわけです。しかしこうした利便性に対してセキュリティ面の不安がつきまとうことがあります。さらに取引先と連絡を取り合う場合でも自社と相手とのやり取りを安全なネットワークのもとで行う必要が出てきます。

こうしたさまざまなアプローチでネットと接続する機会が増えたきたことで注目を集めているのがVPNなのです。従来ならセキュリティ上の安全な経路を使用してアクセスする場合には専用線が必要なのですが、VPNなら仮想上の専用線を設定することでより手軽に、同等のセキュリティのもとで利用することができます。
また従来セキュリティ向上のために用いられていたメール暗号化などの技術を使用しなくても安全な環境を確保できるのも大きなメリットです。

固定ipを取得したうえでVPN専用のルータを用意すればネット環境を構築することが可能です。たとえば本社が固定ipを取得し、拠点に専用のルータを設置したうえで固定ipを入力しておけば安全に社内ネットワークを構築することができるのです。これはアクセスできるipアドレスをあらかじめ設定できる固定ipのメリットを活かした方法といえるでしょう。

拠点間VPNのサーバー構築に。OCN 光 IP8
https://www.kotei-ip.com/hikari8/

この固定ipによるVPN構築はNTTのフレッツはもちろん、ocnでも利用可能です。企業向けのネット対策と言う形になりますが、十分に検討してみる価値はあるのではないでしょうか。